壮絶、バイアウト物語

前職の在職中、
企業買収(バイアウト)があった。


そして、それは
買収「される側」で。


ある日、
突然、他の企業の人たちが
乗り込んできて、


ニコヤカにはしているが、
「今までのやり方は間違ってます」
と言わんばかりに指図してくる。


ここでのサバイバルは
壮絶だった。


これまでは
・社長に従う者(イエスマン
・社長を立てる者(太鼓持ち)
など、

いわゆる社内営業で
生き残ってきた者もいたが、

新しい株主の前では
「実力」以外、
全て無駄な抵抗。

身ぐるみはがされる。

そして、
媚びるだけで生き残っていった人たちは
簡単に炙り出されていった。



僕は
人に媚びるのが少し苦手で、
「いけ好かない外様」
の管理職だったが、

むしろバイアウトの後では
それが功を奏した。


突然の出来事の前では
何が身を助けるかわからない。


今日の当たり前も
明日には当たり前かどうかなど、
誰もわからないのだ。



何が起こっても
生き残れる自分であるには

ひたすらその爪を研ぐしかない。


そう感じた出来事。