過剰なリスクヘッジ

前職で経験した困ったチャンの話。


案件にブロックをかけることに
命をかける・・・(苦笑)

そういう男がいた。


リスクヘッジ」という名のもとに
あらゆるプロジェクトを停滞させる。。


コンプライアンスや内部統制は大いに結構。
それも大事。


けど、
少なくとも社内の人間である以上、
事業の発展に向けて、
プロジェクトを「前進」させていかないと、外部の評論家と何ら変わらない。


こんな時は
夏野剛さんが言ってたことを思い出してしまう。。


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日本の経営者は
ITリテラシーが無いから、
耳触りの良い「守り」の設備投資に流されやすい。

でも本当に大事なのは、「攻め」の投資よん。
アメリカと日本の違いは
こうしたマーケティング投資への理解と実行動だ・・・
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と。




個人情報保護
セキュリティ・・・

「投資すれば、きちっと守られて、一流企業の仲間入りですよ・・・」

たしかにこれは、
リテラシーの低いおっさんでも理解できる理屈(笑)


でも、
『マーケティング環境を整えて、
成果を最大化させましょう!』

これはリテラシーがないと理解しにくい。



そういう経営者のもとでは、
リスクヘッジコンプライアンスを提唱する者が、
あたかも「切れ者」のように重宝され、
権力が肥大化する・・・

いわば、モンスターバックヤードだ。


きっと彼は今でも
前職では、幅をきかせているのだろう。


事業において、ブレーキも大事。
けど、ブレーキだけでは前進しないのも事実。

そこを勘違いしてはいけない。



ブレーキを「正義」に
マーケを「悪」のように捉えた企業や人と付き合うのに疲れ
社を飛び出したが、


自分の判断が合っていたのか
間違っていたのか。。



わかるのは、もう少し先のことなんだろう。